今回はメラトニンについて記事にしていきます。
メラトニンは良質な睡眠を取るためにも大切なものになります。またセロトニンとも関りがあります。名前が似ていて間違えたり、ややこしかったりしますがそれぞれ役割があります。
そんなメラトニンについて詳しく見ていきましょう。
Contents
メラトニンとは?
メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ、睡眠に関わるホルモンになります。
メラトニンは脳の松果体と呼ばれる部分から分泌され、眠りを誘う働きがあります。
夜間に最も多く分泌されるもので、光によって分泌量が調整されています。
そのため夜間でも光を浴び続けていると、メラトニンの分泌量は減ってしまいます。
セロトニンとは?
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、心のバランスや精神の安定を保つ、神経伝達物質になります。このセロトニンも同じく光の量によって調整されており、光を浴びることで分泌量が増えます。
またセロトニンはメラトニンの材料にもなります。
>>セロトニンとは?幸せホルモンと呼ばれる理由やその効果とは?
メラトニンが減るとどうなる?
メラトニンの分泌量が減ると睡眠に悪影響を及ぼします。
寝付きが悪くなったり、眠くならなかったりと、しっかりとした良質な睡眠が取れなくなってしまいます。
睡眠不足は体や心の回復が行われずに疲れが取れなかったり、うつ症状を招いてしまいます。そのためメラトニンの分泌量が減ると、睡眠に障害が出てきて、体や心の健康が保てなくなります。
メラトニンの分泌を増やすには?
メラトニンは夜に増えるようになっていて、暗い環境でより多く分泌されます。
そのためメラトニンを多く分泌させるためには、夜には激しい光を浴びたり、明るい場所で眠らないようにします。
寝る2時間前までには部屋の明かりを少し暗くしたり、PCやスマホの使用は控えましょう。PCやスマホにはブルーライトという光が発せられており、このブルーライトはメラトニンの分泌量を減らしてしまいます。
このように部屋の光やブルーライトの光を浴びないようにすることが、メラトニンの分泌量を増やして睡眠へと促します。
セロトニンも大切
セロトニンはメラトニンの材料にもなりました。
セロトニンは光を浴びることによって分泌を促します。
そのため朝目覚めたらカーテンを開けて朝日を浴びたり、外に出て太陽の光を浴びることで分泌量を増やします。
またセロトニンの材料であるトリプトファンの摂取も大切です。
トリプトファンはアミノ酸の一種でたんぱく質を多く含む食品に含まれています。
そのため肉や魚、大豆、乳製品、卵などの摂取を心がけ、トリプトファンを摂取していきましょう。
このようにセロトニンの分泌も増やすことで、メラトニンの分泌も増やすことができます。
メラトニンまとめ
メラトニンは睡眠を促すホルモンになりました。
メラトニンは光を受けると分泌が減り、セロトニンは光を受けると分泌が増えます。
メラトニンとセロトニンは表裏一体のような存在でもありますが、この二つをメリハリ良く上手く使うことで、両者の分泌も正しく行えます。夜にはメラトニンをしっかり分泌して、良質な睡眠をしっかり取っていきましょう。