今回はたんぱく質の摂り過ぎによる悪影響について記事にしていきます。
筋肉を付けるために筋トレをして、たんぱく質をたくさん摂ることを意識している方も多いかと思います。たんぱく質は筋肉の材料になりますので、筋肉を付けたり、ダイエットしたい方は積極的に摂取していきたいものです。
しかしたんぱく質は摂り過ぎると良くない点もあります。
そんなたんぱく質の撮り過ぎがもたらす悪影響などを詳しく見ていきましょう。
Contents
たんぱく質をなぜ摂る?
たんぱく質というものは三大栄養素の一つでもあり、体にとって重要な栄養素です。
私たち人間の体の多くの部分を構成しています。
代表的なものに筋肉があり、皮膚や髪の毛、臓器、血液、ホルモンなどです。
特にたんぱく質を積極的に摂取する人は、筋肉を付けたい方やダイエットをしたい方が多いです。健康的であるためにも、筋肉を付けるためにもたんぱく質は必要になってきます。
たんぱく質を多く摂る理由
筋トレやダイエットを行っている方は積極的に多くのたんぱく質を摂取しようとします。
たんぱく質の摂取は筋肉の材料となり、筋肉の合成を促し、分解を抑制します。
せっかく筋トレやダイエットを頑張っているのにたんぱく質不足によって、筋肉が効果的に付けれないことは防ぎたいですし、たんぱく質をしっかり摂取することで筋肉の分解も防ぎたいです。
このようにたんぱく質が不足することで、筋肉の分解を避け合成を促し、効果的で効率的に筋肉を付けるためにたんぱく質を多く摂ります。
たんぱく質の摂り過ぎによる悪影響
筋肉を付けるためにたんぱく質を摂れば摂るほど良いのかというとそういう訳ではありません。過剰摂取は体にとって悪いこともあります。
余分なものが出る
たんぱく質を摂り過ぎても筋肉を始め、体の組織などに使われる量には上限もあります。
摂取したものが全部筋肉の材料になるのであれば、筋肉を付けることに苦労はしません。
こうして余分なものは体脂肪として蓄えられたり、体外に排出されます。
太る
たんぱく質にもカロリーはあります。たんぱく質1g当たり4kcalあります。
そのためたんぱく質を摂り過ぎることでカロリーオーバーとなり、太ることもあります。
内臓に負担が掛かる
たんぱく質の過剰摂取により余分なものは分解されることで窒素にもなります。
この窒素を体外に排出するためには肝臓や腎臓によってアンモニアに変換されて無毒化する必要があります。
たんぱく質を摂り過ぎるとそれだけ肝臓や腎臓に負担が掛かることになるので、機能が低下したり、調子が悪くなることもあります。
腸内環境悪化
たんぱく質には肉や魚、乳製品などの動物性からなる動物性たんぱく質というものがあります。この動物性たんぱく質は腸内で悪玉菌のエサとなることで腸内環境が悪化してしまいます。
そうするとお腹の調子が悪くなったり、代謝の低下、がんリスクの向上などということを招くこともあります。
たんぱく質は過剰摂取しない
たんぱく質の摂り過ぎは体にとって悪い影響もありました。そのため過剰摂取は控えましょう。プロテインによるたんぱく質の摂取を行っている方は特に注意が必要です。
摂取目安としては特に運動や筋トレをしておらず健康を目指す人は体重1kg当たり1gを、筋トレをして筋肉を付けたい方体重1kg当たり2gを、ハードな筋トレやアスリートなどの方は2〜3gを目安に摂取するようにしましょう。
まとめ
筋肉を付けたかったり、ダイエットで基礎代謝を維持したいということでたんぱく質の摂取は必要なものではありますが、過剰摂取による体への悪影響も考えるべきものでした。何事も過剰摂取は良くないので、自分に合った適切な量を選んでたんぱく質を摂取しましょう。