今回はコルチゾールと筋肉の関係について記事にしていきます。
コルチゾールはホルモンの一種で良くストレスホルモンと呼ばれています。
そのコルチゾールは筋肉の分解を行ってしまうことが分かりました。
筋肉を付けるためには筋トレや食事、睡眠が重要なことは多くの人が知っています。
しかし筋肉の分解を促進したり、優位にしてしまうことまでは多くの方には知られていないのが現状です。ではコルチゾールと筋肉の関係について詳しく見ていきましょう。
Contents
コルチゾールとは?
コルチゾールとは副腎皮質より分泌されるホルモンの一種です。別名ストレスホルモンとも呼ばれており、心身にストレスがかかることで分泌されます。
コルチゾールの分泌量が高過ぎるとうつになる傾向があるとも言われていますが、コルチゾールは肉体的にも精神的にも安定を図り、炎症を抑える働きを持っています。
コルチゾールは筋肉を分解する!?
ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールは筋肉にとってはネガティブなものとしてとらわれることが多いです。
それは筋肉の分解を引き起こす原因になるからです。コルチゾールの働きには筋肉を分解してエネルギーに変える働きがあり、筋肉の分解が積極的に行われることで筋肉量が減ったり、筋肉の合成が行われにくくなってしまいます。
悪いことばかりではない
コルチゾールは筋肉の分解を促してしまうものでしたが、体にとって悪いことばかりのものではありません。むしろコルチゾールが分泌されなければ、生命維持や安定に害が及びます。
コルチゾールは体への負荷やストレスから身を守るために働いたり、脂肪を分解してエネルギーに変える働き、炎症を抑え免疫を高める働きがあります。
筋トレする際にもこのコルチゾールは分泌され、脂肪を分解してエネルギーを発生させたり、アドレナリンの分泌を引き起こしやる気や力を発揮できるようにしてくれたりという効果もあります。
コルチゾールの分泌を最低限にするには
コルチゾールは体にとって必要不可欠なホルモンでしたが、筋肉の分解を促してしまうものでもありました。
そのため筋肉を付けたい、大きくしたいなどと言う方は特にコルチゾールの分泌は最低限に抑えたいものです。
そこでコルチゾールの分泌を最低限にするためのポイントやコツをご紹介します。
短時間のトレーニング
コルチゾールの分泌はトレーニング時間が長いほど多く分泌されてしまいます。
人によっても異なりますが目安として1時間以内の筋トレにすることがオススメです。
空腹を避ける
コルチゾールは過度な空腹によっても分泌されます。過度な空腹を防ぐために過度な食事制限などを控えることもポイントです。
規則正しい生活習慣
不規則な生活や短い睡眠などはコルチゾールの分泌を増やしてしまいます。
そのため正しいリズムの整った生活、8時間ほどのしっかりとした睡眠を行うようにしましょう。
緊張をほぐす
過度な緊張もコルチゾールの分泌を高めます。
緊張をしないようにするのは難しいかもしれませんが、緊張するとコルチゾールの分泌が高くなることを知っておくことはポイントです。
起床後
起床後はこれから1日が始まりストレスに耐える体を準備するために、1日のうち最も分泌量が高まります。コルチゾールの観点から言うと起床後の筋トレはあまりオススメではありません。
コルチゾールまとめ
コルチゾールは筋肉の分解を引き起こしてしまうホルモンでしたが、生命を維持して安定を図るためには欠かせないものでした。
ただ筋肉量を増やしたい、大きくしたいという方には必要最低限の分泌量にしたいです。
そのポイントやコツを知り、実践することで今後の筋トレが一段とレベルが高いものになりますので、ぜひチャレンジしてみてください。