カラダの構造

活性酸素とは?増えすぎると老化や病気を引き起こす!?

投稿日:

Aging

今回は活性酸素について記事にしていきます。

活性酸素という言葉を耳にしたことはあると思います。体に良くないなどというイメージがあったりするでしょう。では実際には活性酸素はどう体に悪いのか?どう対策をすれば良いのか?そんな所を詳しく見ていきましょう。

Contents

活性酸素とは?

Oxygen
活性酸素とは酸素が強い酸化作用を持つものに変化したもののことを言います。

私たちは起きている時も寝ている時も呼吸を行います。この呼吸によって絶え間なく酸素を体に取り込み生命を維持しています。この時に呼吸によって吸った酸素のおよそ2%が活性酸素に変わっていきます。

この活性酸素は本来、体内に侵入したウイルスや細菌を退治する強い力を持っています。この活性酸素に私たちの体は守られています。

しかしながらこの活性酸素が必要以上に増えてしまうと健常な細胞まで酸化させてしまい、細胞の死滅などを招いてしまいます。そうなると体の組織も機能が低下したり、機能しなくなったりしていわゆる老化を引き起こしてしまいます。

 

活性酸素が増えすぎてしまうと

Shock
活性酸素は私たちが呼吸をしている以上はなくなることはありません。また生きていく上で無くなってはならないものです。しかし増えすぎることで細胞が酸化して老化を引き起こします。

ではその活性酸素が増えすぎることでどのような影響があるのでしょうか?

まずは老化です。これは肌のシワやシミ、たるみが出来たり、髪の毛が抜け薄毛になったり、疲れやすくなったり、体が動かなくなってきたりです。見た目が老けたり、昔のように動けなかったりすることが老化になります。

そしてひどくなってくると病気を発症します。病気にかかる原因の90%は活性酸素によるとも言われるほどです。

その中で1番怖いものが悪性腫瘍などのがんです。活性酸素の強い酸化力は体の各組織の細胞を死滅させたり、変異させたりします。それが原因となりがん細胞を発生させてしまうこともあります。そしてがん細胞もまた健常な細胞を蝕んでいくため、活性酸素とともにどんどん細胞を傷つけ死滅させていきます。それに加えてがん細胞はどんどん広がっていくという怖さもあります。

またがんだけでなく生活習慣病とも深い関りがあります。膵臓の細胞を壊されると糖尿病に、血中の脂質の酸化によって心筋梗塞や脳卒中に、血中の活性酸素の増加で動脈硬化になど活性酸素によって様々な生活習慣病リスクが高まります。

 

活性酸素が増える原因

Cell
活性酸素は呼吸で取り入れた酸素の2%から発生されるというだけではありません。
この2%の酸素の他にも様々な要因で活性酸素が増えます。
それがこちらです。

紫外線
ストレス
喫煙
飲酒
レントゲン
激しい運動
大気汚染
食品添加物
電磁波
化学物質

これらの要因が主に上げられます。
私たち現代人は日々活性酸素のリスクにさらされています。

 

活性酸素減らすためには

heart
活性酸素と上手に向き合い増えすぎないように、また増えすぎたものを減らすためには大きく2つの方法があります。
では詳しく見ていきます。

増える原因となるものを減らす

これは先ほどの活性酸素が増える原因であげたものを減らしていく方法です。活性酸素の根本的な原因を取り除きます。

皆さんの身近なもので言っていくと紫外線やストレス、飲酒、喫煙ではないでしょうか?これらは日々リスクになっています。

まず紫外線です。日中の外出時はサングラスをしたり、長そでを着たり、日焼け止めを塗るだけで大きく違います。
ちなみに目から入った紫外線は体が過敏に反応します。そのためサングラスだけでも効果は大きいです。

次に飲酒や喫煙です。これらも出来るだけ控えましょう。喫煙は活性酸素を増やすだけでなく、ビタミンCなどの抗酸化成分の破壊も行ってしまいます。

最後にストレスです。このストレスは活性酸素が増えるだけでなく、他の精神疾患などの病気なども一緒に引き起こします。ストレスを溜めない方法や発散する術を身につけることがとても大切です。

ストレスについての記事はこちら
ストレス解消にはやっぱり運動!運動の力が凄い!

活性酸素と闘ってくれるものを増やす

2つめの方法になります。活性酸素は無敵ではありません。その活性酸素を減らしたり、抵抗してくれるものがあります。それらを増やす事で活性酸素の抑制をすることが出来ます。

まず1つ目がSODですこれはSuper Oxide Dismutase(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)の略で抗酸化酵素と言われます。このSODは私たちの体で作ることが出来ます。SODの働きは増えすぎた活性酸素を取り除き無毒化してくれます。

ただこのSODは加齢と共に減少してしまいます。そこでSODがどんどん減らないようにするには適度な運動を行います。体に疲労を与えることでSODのスイッチが押され、SODを作る機能を維持して高めることが出来ます。

次に2つ目が抗酸化成分の摂取です。食事やサプリメントなどから摂取します。
ビタミンCやEの抗酸化ビタミンやβカロテンやリコピンなどのカロテノイド、植物の色素やカテキン、ゴマの成分ゴマリグナンなどのポリフェノールなどが抗酸化成分となります。

これらの抗酸化成分は活性酸素に対する働き方などが異なってくるため、どれもバランスよく様々な抗酸化成分を摂ることがすすめられます。

ちなみにごまに含まれているゴマリグナンには抗酸化酵素のサポートを行ったり、活性酸素に直接働きかけたりと活性酸素に対し大活躍をしてくれます。その他にも悪玉コレステロールの酸化を防ぎ動脈硬化の予防にも効果があります。

またゴマリグナンの構成成分のセサミンとビタミンEを同時に摂取することでビタミンEの効果が倍増するとも言われています。これらの相乗効果も合わせることで強い抗酸化力を備えることが出来ます。

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まとめ

Young
活性酸素は本来は私たちの体を守るためにあるものでした。しかし増えすぎることで体を壊していくことにもなってしまいます。それは老化を始め大病へと繋がっていきます。

そのため活性酸素とは上手に付き合っていく必要があります。増えすぎないようにする対策も出来ますし、活性酸素を減らしてくれるものの摂取も出来ます。

これらは意識するだけで大きく違います。
ダイエットやボディメイクも健康で若々しく行っていきたいものです。

★Let’s Shape Up★

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