今回は柿について記事にしていきます。
みなさんは柿と聞いてどんなイメージがありますか?
甘かったり渋かったり、また秋をイメージする方が多いのではないでしょうか?
そんな柿はダイエット中に食べても良いのか?太らないか?ということも気になります。
では早速柿について詳しく見ていきましょう。
Contents
柿とは?
柿とはカキノキ科の1種の落葉樹になります。この果実が柿です。
柿は大きく分けて甘柿と渋柿に分類されます。
甘柿と渋柿の大きな違いは渋みの原因となるタンニンの状態にあります。タンニンの含有量自体はどちらもそれほど変わりません。
その状態の違いというものはこのタンニンが水に溶ける状態か、それとも水に溶けない状態となっているかです。
甘柿はこのタンニンが水に溶けない状態となっているため、食べた時に唾液で溶けずに渋みを感じずに甘く食べれます。
逆に渋柿はタンニンが水に溶ける状態となっているため、柿が含む水分や食べた時の唾液によって溶け出し、渋みを感じるようになります。
ただ渋柿は収穫後渋抜きをされて出荷されるため、私たちは甘くて美味しい柿を食べることができます。
ちなみに干し柿は、渋柿を天日干しにして渋抜きをしたものになります。
柿の旬は10月~12月頃になります。日本では和歌山県が収穫量を誇ります。また日本で生産量が多い品種は甘柿の富有になります。
ダイエット中でも大丈夫?
柿は甘味もあることからカロリーが高いのではないか?と心配する方もいらっしゃいます。
しかし柿は意外と低カロリーでありながら栄養が豊富な食品となっています。
柿は昔からよく「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養が豊富です。
ではそんな柿の栄養成分を見ていきましょう。
柿100g当たり
エネルギー 60kcal
たんぱく質 0.4g
脂質 0.2g
炭水化物 15.9g
βカロテン 420μg
ビタミンC 70mg
カリウム 170mg
食物繊維 1.6g
カルシウム 9mg
これが柿の代表的な栄養素です。
では炭水化物の代表であり主食の白米と比べてみましょう。
白米100gあたりのカロリーは約170kcalであり、炭水化物量は約38gです。
白米と比べるのは土俵違いではありますが、カロリーはおよそ1/3です。
このように柿の甘さがありながらも100g当たり60kcalと低カロリーな食品となっています。
そのためダイエット中でも食べても大丈夫な食品となっています。
柿の効果
柿は「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養が豊富です。
ではその柿を食べることで得られる栄養素と効果を見ていきましょう。
ビタミンC
ビタミンCは皆さんご存知の美容ビタミンです。お肌に嬉しいコラーゲンの合成を促進したり、メラニンの合成を抑える働きがあります。その他にも活性酸素の抑制効果によって肌の老化を防ぎ、若々しい肌へと導きます。ビタミンCは不足すると肌荒れなどの症状を招きます。
またビタミンCにはカラダの代謝を高める、補酵素の役割も果たします。
ちなみにビタミンCと聞いて思い浮かべるレモンには100g当たり100mgのビタミンCが含まれています。
しかし柿は70mgです。量は若干劣るものの食べやすさや美味しさの面からみると、レモンよりも優れていると言えるでしょう。
ただ干し柿にしてしまうとほとんどのビタミンCが無くなります。
βカロテン
βカロテンにはビタミンCと同じく高い抗酸化力があります。
ビタミンCと一緒に摂取することでWの効果で肌の調子を整えることでハリやツヤを与え、しみやしわの予防になります。
またβカロテンは体内で必要分がビタミンAへと変換され、粘膜の保護などに役立ちます。
柿の時期には乾燥も気になるため、ビタミンAが粘膜を乾燥から守り、ウイルスなどに負けない体を保ちます。
ちなみに干し柿にするとβカロテンがおよそ3倍増えます。
ペクチン
ペクチンとは食物繊維のことです。柿に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維となり、水に溶けやすい性質があります。
水溶性食物繊維は胃や腸で水分に溶けてゲル状になります。これが胃腸内をゆっくりと移動していくため、お腹が空きにくく食べ過ぎや間食を防いでくれます。
また血糖値の急上昇を防いだり、コレステロールを吸収する効果もあるため、健康面でも柿のペクチンが活躍してくれます。
タンニン
タンニンとは柿の渋みの成分になります。これはポリフェノールの一種でもあり抗酸化作用や殺菌、消臭作用があります。
またタンニンには血流を良くする効果があるため、冷え性の改善を始め血行促進による代謝活動が良くなると考えられます。
その他にも肌に対する収れん効果があり、これは開いた毛穴や皮脂腺などを引き締め、メラニンの増殖を抑える効果もあります。
オイリー肌や毛穴の開きが気になる方に嬉しい成分です。
カリウム
カリウムには体のナトリウムの量を調整して、むくみや高血圧を防ぐ効果があります。その他にも筋力や筋肉の機能などの維持にも効果を発揮します。
美味しい柿の選び方
美味しい柿を見分けるポイントは3つです。
ヘタを見る
柿のヘタは4枚揃っているものを選びます。この時に果実に張り付くようにヘタがついているとなお良しです。
色見を見る
ヘタの周辺まで色が均一になってるものを選びましょう。
手に取って見る
まずはキズが無いかチェックです。キズがあるとそこから虫が入っていることもあります。
また持った時の重さが重たいものが中身が詰まっていて美味しい柿となります。
柿の美味しい食べ方
柿はそのまま食べても美味しく食べれますが、ここでは柿を使ったオススメレシピをご紹介します。
柿と生ハムの粒マスタードサラダ
コロコロとした食感と材料の相性が素晴らしい秋のフルーツサラダです。
柿やきゅうりを角切りにすることで噛みごたえや食べごたえのあるサラダになります。
また生ハムや粒マスタード、黒コショウを使うことでサラダでありながらも、満足感のある食事をすることができます。
それに生ハムや卵を使うことでたんぱく質も摂取でき、ダイエットやボディメイク中に嬉しいレシピとなっています。
柿チートースト
意外や意外、柿とチーズが好相性のレシピです。
フルーツである柿をパンに乗せ、チーズをかけてトースターで焼くだけという簡単さも良いです。
柿チーのアクセントとしてブラックペッパーがまた相性抜群です。
不思議☆柿のとろりんゼリー
とっても簡単な柿を使ったデザートのご紹介です。
材料は柿と牛乳、はちみつのみです。
それをミキサーにかけてグラスに移してあとは冷蔵庫で冷やすだけ♪
とっても簡単で不思議な食感のとろりんゼリーの完成です。
柿まとめ
柿は秋から冬にかけて旬の食品になります。甘さの特徴からカロリーが高いと思いきや決してそんなことはありませんでした。
それだけでなく医者が青ざめるほどの栄養素も含むものでもあります。
柿はそのまま食べても美味しいですが、アレンジレシピも豊富で柿を楽しみながら食べることができます。
そんな柿を使ってダイエットやボディメイクに取り組んでみませんか?
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