今回はスローフードについて記事にしていきます。
みなさんはスローフードという言葉をご存知でしょうか?
まだ多くの方には知られていない言葉かもしれませんが、スローフードを知ることで大切なことも分かりますし、ダイエットにも生かすこともできます。
では実際にスローフードとはどういったものなのか詳しく見ていきましょう。
Contents
スローフードとは?
スローフードとは1986年にイタリアで発足した社会運動のことです。
このスローフードは手軽に安価でおいしく食べれるファストフードに対極して生まれました。
ファストフードによってその地域の食材や、その生産者、どこで生産され何を食べているのかなどが分からないという問題を解決する目的があります。
スローフード協会
スローフード協会は世界各国に支部を構えている協会になります。
もちろん日本にも存在しており、スローフードジャパンとして設立されています。
これら協会が大切にしているものとして以下の3つがあります。
①Buono(おいしい)
②Puliro(きれい)
③Giusto(正しい)
その土地や地域で守られている味を大切にし、地球環境を守り、生産者や消費者に正しい価格で評価することです。
スローフード運動
スローフードを推奨するにあたり運動が行われています。その3つの指針を紹介します。
伝統的な食材や料理、質の高い食品を守る
昔より受け継がれてきた郷土料理や伝統的な食材や料理はファストフードによって失われつつあります。それらを大切にこれかも受け継いでいくためには守っていく必要があります。
質の高い素材を提供してくれる小生産者を守る
質の高い素材を作る小規模の生産者さんもいらっしゃいます。
その素材や小生産者を守るためにも、素材を知り、購入することも大切です。
消費者への味の教育
子供への食育も込めて消費者全体的な味の教育を行うことも必要です。
イタリアでは「味の週間」と名付けた1週間、25歳以下の若者に有名レストランを格安で食べることができるようにしています。
スローフードの意味
ここまで来るとスローフードの意味がはっきりしてきました。
スローフードとはただゆっくり食べることを意味するのではなく、「その地域の食材を知り、味わい、生産者を想うことで食事を楽しむ」という意味を持ちます。
そのためじっくりと味わいを噛みしめながら食べることで、時間的にも心理的にもゆっくりゆとりを持って食事を行います。
スローフードとダイエット
スローフードを意識することでダイエットとの繋がりが見えてきます。
ゆっくり食べる
食材の味や味付けなどを考えて噛みしめることで、ゆっくり食べることができます。
そうすることによって咀嚼回数も増え、満腹感を感じやすくなります。
また早食いやドカ食いを防ぐことで食べ過ぎも防止します。
バランスの良い食事
子供や家族などへの食育を行うことには、食の知識が必要になります。
スローフードを意識することで、自然と食の知識が付き栄養バランスの整った食事を摂ることができるようになります。
その結果健康的で太りにくい食生活を送ることができます。
スローフードまとめ
スローフードは意識を変えるだけで実践できるものです。今から取り組むこともできます。食事は私たちの体を作り、支えるものでもあるので、スローフードの意識はとても重要なものでもあります。またスローフードを提供する飲食店も増えてきてますので、ぜひ利用してみても良いかもしれません。