今回は母親の肥満が生まれてくる子供に
先天異常をもたらすという
気になる研究結果がでたので
それをまとめていきます。
肥満がもたらす影響として
自分自身の健康が害されることは
多く周知されていますが
その生まれてくる子供に対しての影響は
あまり知らない方も多い思います。
そんなところを見ていきましょう。
Contents
研究結果
肥満の母親から生まれてくる子供は
心臓や生殖器の先天形成不全などの
深刻な出生以上を招く恐れが
高くなることが研究結果よりわかりました。
これらの研究結果は
イギリスの医学誌である
「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に
発表、掲載されました。
そこには以下のようなことも
発表されています。
「健康的な日常生活を実践して
妊娠する前に標準体重になるよう
出産年齢の女性に推奨する
取り組みを実施すべき」
このように記されています。
女性の肥満について
2016年に発表された研究で
重度の肥満に分類される
18歳以上の女性の人数は
2000年には約5000万人でしたが
10年の間に約2倍の1億人という
数字まで増加しています。
このままでは2025年までには
女性の5人に1人が肥満となり
また10人に1人が重度の肥満になる
というデータが出ています。
世界保健機関(WHO)では
BMIという体格を示す指標があります。
このBMIの指標の基準では
30~35未満を肥満とし
35~40未満を重度の肥満
40以上になると病的肥満となります。
BMIについてはこちらを参照ください。
BMIとは?BMIで自分の体型を知ろう!
研究内容
今回の研究ではスウェーデンで
2001年から2014年の期間に
登録された出生記録データ
120万件以上を使用しました。
研究チームは深刻な
先天性形成不全に関する情報を収集して
このデータと母親の出産時の
BMI値を調べました。
これら調査対象者の新生児のうち
約4万3500人が深刻な先天性異常を
抱えた状態で生まれたことが
調査によりわかりました。
この先天性異常のうち最も多かったのが
先天性心疾患です。
次に新生児の生殖器、手足、泌尿器系
消化器系、目などの
先天性の形成不全です。
次に脊椎や脳の神経障害や顔面裂などの
神経系の先天異常です。
BMIが標準以下の母親から生まれた
子供の先天性異常の割合は
約3.4%であることが結果より出てます。
BMI30~35未満で3.8%
BMI35~40未満で4.2%
40以上で4.7%という結果です。
ちなみにこれらは女児よりも
男児の割合が高かったです。
まとめ
今回の研究結果より
肥満がもたらす生まれてくる子供への
先天性異常の影響が
浮き彫りになった形となっています。
また胎児の形成は妊娠後
約8週間のうちに行われるため
妊娠後にダイエットを行っても
遅すぎる可能性が高いと考察されます。
妊娠前にしっかりとBMIを落とし
ダイエットを行いましょう。
肥満をダイエットやボディメイクで
解消することには、
自分自身が美しく健康になる
ということだけではなく
生まれてくる子供にも
良い影響が出ることが分かりました。
生まれてくる子供が健康に生まれ
育ってほしいということは
誰もが願うことだと思います。
生まれてくる子供の為にも
ダイエットやボディメイクを
頑張っていきましょう。
★Let’s Shape Up★