今回はポカリとアクエリの違いについて記事にしていきます。
この2つは清涼飲料水として以前より飲まれているものです。
どちらも同じような色で同じような味なので、何がどう違うのか考えてしまうものでもあります。
そこで今回その2つの違いを栄養成分や効果、用途などに着目していこうと思います。
そんなポカリとアクエリについて詳しく見ていきましょう。
Contents
ポカリとは?
ポカリとはポカリスエットのことで大塚製薬から発売されている清涼飲料水になります。
日本においてスポーツドリンク普及の先駆け的存在になります。
アクエリとは?
アクエリとはアクエリアスのことで日本コカ・コーラ社が発売する清涼飲料水です。
こちらもスポーツドリンクとも呼ばれオリンピックやワールドカップの公式飲料にもなっています。
ポカリとアクエリの栄養成分を比較
ポカリとアクエリの栄養成分を比べて見ていきましょう。
100ml当たり栄養成分 | ポカリ | アクエリ |
エネルギー | 25kcal | 19kcal |
たんぱく質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 6.2g | 4.7g |
ナトリウム | 49mg | 39mg |
カリウム | 20mg | 8mg |
マグネシウム | 0.6mg | 1.2mg |
カルシウム | 2mg | – |
アルギニン | – | 25mg |
イソロイシン | – | 1mg |
バリン | – | 1mg |
ロイシン | – | 0.5mg |
このようにポカリの方が炭水化物が含まれている分エネルギーが高く、その他にもカリウムやナトリウム量も多くなっています。
ただアクエリにはポカリには含まれていないアミノ酸が4種類含まれています。
ポカリとアクエリの原材料を比較
ポカリとアクエリの原材料を比べて見ていきましょう。
ポカリ | アクエリ |
砂糖 果糖ぶどう糖液糖 果汁 食塩 酸味料 香料 塩化K 乳酸Ca 調味料(アミノ酸) 塩化Mg 酸化防止剤(ビタミンC) |
果糖ぶどう糖液糖 塩化Na/クエン酸 香料 クエン酸Na アルギニン 塩化K 硫酸Mg 乳酸Ca 酸化防止剤(ビタミンC) 甘味料(スクラロース) イソロイシン バリン ロイシン |
この2つの大きな特徴としてはポカリには砂糖や食塩が含まれていて、アクエリにはクエン酸やアミノ酸が含まれています。
ポカリの用途や目的
以上の栄養成分や原材料などの特徴を踏まえて、ポカリの用途や目的を見ていきましょう。
まずポカリの特徴は体内に含まれる水分である、血液やリンパ液、細胞外内液、などの体水分に近い成分で作られています。
そのため水分不足になった時や熱中症対策、風邪をひいた時などに飲むと、失われた体水分を補給して、体調や体の機能を保ってくれます。
ポカリにはカリウムやナトリウムが含まれており、カリウムには体水分の浸透圧を一定に保つ働きや、ナトリウムには発汗などによって失われるため補給ができます。また熱中症の原因にはナトリウム不足ということもあります。
そしてポカリにはアクエリよりも糖質が多く含まれているため、体が弱っている時にでも水分によってエネルギーの摂取ができるようになっています。
このようにポカリは体が弱っている時や、水分不足の時、熱中症対策などを目的に飲むと効果的です。
アクエリの用途や目的
では次はアクエリについて先ほどの特徴などを踏まえて、用途や目的について見ていきましょう。
アクエリの特徴はクエン酸やアミノ酸が含まれていました。
そのため運動を行う際や運動後に飲むことが勧められます。
クエン酸は疲労回復効果やエネルギー効率を高めてくれますし、筋肉の合成を促進して分解を防ぐバリン・ロイシン・イソロイシンも含まれています。
その他にもアルギニンには血行を促して酸素や栄養を全身に運んだり、成長ホルモンの分泌も促します。
このようにアクエリは運動を行う際や、運動後などの水分補給を目的に飲むと効果的です。
カロリーが気になる方は
ダイエット中やボディメイク中であればカロリーが気になる方もいらっしゃると思います。そこでオススメのものをそれぞれ紹介します。
イオンウォーター
ポカリスエットの代わりにはイオンウォータがオススメです。
イオンウォーターでは100ml当たりカロリーは11kcalと低カロリーになっています。
しかし水分とイオンをしっかり摂取できる商品であり、すっきりとした味わいで美味しく飲むことができます。
アクエリアスゼロ
アクエリアスの代わりにはアクエリアスゼロがオススメです。
アクエリアスゼロは100ml当たりカロリーは0kcalとなっています。
アクエリアスに含まれていたバリン、ロイシン、イソロイシン、アルギニン配合されていませんが、代わりにL-カルニチンが配合されています。
熱中症になった時には
熱中症対策や予防にはポカリが有効でしたが、実際に熱中症の症状が出た時には経口補水液が効果的になります。
経口補水液はより電解質と糖質のバランスを考えられて作られたものであり、軽度から中程度の脱水症状に効果を発揮します。
大塚製薬からは経口補水液OS-1が発売されており、日本コカ・コーラからはアクエリアス経口補水液が発売されています。
まとめ
普段何気なく飲んでいたポカリやアクエリにはそれぞれ特徴や違いがありました。
それぞれ効果的なシーンや飲み方がありましたので、使い分けて飲めると良いです。
またカロリーを考えられた商品が出ていたり、熱中症の時の経口補水液もあったりしました。それぞれ目的や用途を使い分けながら飲み分けていきましょう。